「俺の嫁」について

個人的な解釈だが、“俺の嫁”の“嫁”って“花嫁”の意味なんじゃねえかな。多分この場合の“嫁”像って結婚式から新婚初夜までの期間限定のものしか想定されてないと思う。だからこそ“処女性”なんてものにこだわるんじゃないかな。東京でしか暮らしたことのないおれには、嫁という言葉は舅姑が使う言葉、という先入主があるので、どうしてもそういう理解にしかならないんだわ。
あと、おれは“ツレ”という言い方がすげえ嫌い。これはオタク的含羞が好かない理由の一環なんだけど、子供まで産ませた相手をツレ呼ばわりとかおまえ何様だよ、と思う。すかしてんじゃねえぞ、と。70や80の年寄りが“つれあい”と呼ぶ際の含羞は、まあしょうがないかと思うんだけどね。
だから、まあ配偶者を嫁と呼ぶのはまだましかな、とは思う。世帯主のプライドと実際の夫婦間の力関係を一階層メタ化することで対外的にごまかす操作、という実例を知ってるからかもだけど。