予想通りというか何というか、昨日の「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第8話「百万 の キセキ」について、ネット上の感想を散見した所、批判的な物が多いように見受けられました。

ふえ〜そうなんだ。私なんかは「ルルはやっぱスザクが大好きなんだなぁ」としか思えなかったのに。確かにスザクから見ればユフィを殺されたことは乗り越え難い屈託になっちゃうんだけど、ルルからすると元々ユフィは初恋の人だったわけで、大事な人を二回もスザクに奪られちゃったルルだって屈託があって当然なんですよね。ユフィを殺しちゃったことだってルルからすれば事故みたいなもので、ルル自身非常にそのことでは傷ついたわけで、スザクに対して「少しはオレの気持ちも判れよ!」と逆ギレしたいところはあると思う。
で、そう思って見ていると今回のルルは非常に大人というか、落ち着いた判断ができていたと言えます。スザクとナナリーの性格を見切った上での作戦ということですが、そこまでスザクの判断を予測できるということは、スザクを信頼しているということであり、そういう判断をするスザクだからこそ信頼しているということでもあるわけで。トートロジーくさいですが。

今回ルルがエリア11を出た(いや、出ちゃったらゼロ=ルルって告白になるからルル自身は学園に残るか)ゼロがエリア11外に活動の場を移すことは、エリア11をスザクとナナリーに託すことを含め、スザクを直接的な敵にしないだけじゃなく、ある種の味方にすることさえ可能な妙手ではあるわけで、今後は意図せざる共闘をする二人、という前シリーズのような展開も可能と思われます。

で、ラストはやっぱりスザクとルルの相撃ち、というオチの可能性に一歩近づいたのかなぁ。ナナリーをスザクに託してルル一人がユフィの元に召されるという(その構図をスザクに思いしらせた上で)のもいいなあ。まあ甘ちゃんな私としてはルルはカレンとどっかに旅立つという大団円を期待したいんだけどね。