和田春樹『日本と朝鮮の一〇〇年史』 - heuristic ways
個人的な思い出として。おれは「坂の上の雲」より先に司馬遼のエッセイで執筆時の回想を読んでいたし、順番として陳舜臣の「江は流れず 小説日清戦争」をまず読んでから「坂の上の雲」にかかったな。そういえば中学の歴史の授業で日清日露の戦争の舞台が朝鮮半島だったということはきちんとは習わなかったように思う。昭和の終わりころから平成のはじめにかけて、日本と朝鮮の「不幸な過去」に向き合ったうえで理解し合おう、という機運があったように記憶しているけど、そこらあたりでやっと、おれは明治の戦争が朝鮮半島の権益をめぐる争いだったというのを理解したんだろうか。
そういや韓国の抗日マンガが翻訳されて売ってたけど、いまはどうなってるだろうか、通っていた接骨院で読んだし、東京堂の3階にあったのもおぼえてるな。