「まおゆう」を読もう、という気にまったくならないのは、「小説家になろう」や「Arcadia」の掲示板でお腹一杯だから。Twitterはてブの流れには既視感しかない。

個人的には、単純にエンタメとして愉しむのだったら「ハルケギニアの舞台劇」がいろいろとニヤニヤできる、そこそこ良作だと思う。なにより作者がすごくよく見える。
自分としては技巧派もたまらなく好きだが、こういう素直な作品も好ましい。まあ、この手の毒に淫している作品は感想の方がとてつもないことになってるので、そっちは反吐が出るんだけどね。

現在進行形の作品だと「ハルケギニア〜俺と嫁と、時々息子」が好ましい。作者のヨーロッパ史に対する愛がよくわかる良作。ただ展開が難しいところに来ているので、ここを越えられるかどうかがひとつのヤマかもしれない。

まあ、こういうものを愉しんでると、「まおゆう」みたいなステージの高いものに触れるとお腹壊しちゃそうで近寄るのも怖いですね。一部での薦められかたをみるにつけ。