東欧も科学仕分け

20日の朝日新聞朝刊国際面に「東欧も事業仕分け/「無駄の温床」学会は猛反発」という記事が載っていました。WEB版には載ってないようですね。ブルガリアで「科学アカデミーには、ろくに研究もせず高給をもらうご老体が大勢いる」とて批判がなされたようで。まあその記事自体はともかく、補足の記事が面白かったので記録。

「宇宙人と交信」逆風招く/ブルガリア
科学アカデミーがミステリーサークルで地球外生命体と交信――。ブルガリアで科学アカデミーへの逆風が強まったきっかけは、昨年11月の地元紙の1面に踊ったスクープ記事だった。
世界中の穀物畑などで見つかった謎の幾何学模様ミステリーサークルを分析している宇宙調査研究所が昨年5月、「眠っている間に宇宙人と交信できる」と主張するブルガリア人女性を通じ、気候変動や世界平和など40項目を宇宙人に「質問」。2週間後、英国南部に「回答」とされる30のミステリーサークルが出現。目下、解析中だ。
報道直後、「一部の科学者の趣味。国費を使った研究ではない」と火消しに躍起になったが、後の祭り。50年以上の歴史がある英国国防省のUFO(未確認飛行物体)調査部門が財政難で閉鎖されたことも重なり、無駄遣いの象徴としてやり玉に挙げられた。研究を主導したラチャザール・フィリポフ副所長(56)は「公表のタイミングが悪かった」と反省しきりだが、こうも言う。「実益優先の研究ばかりが求められ、夢を追う科学が少なくなった。嘆かわしいことだ」

うわー。こんな面白いニュースがあったのか。全然知らなかった。やっぱSpファイルを2号連続で買い忘れたりしちゃってすっかりアンテナが錆びついたのか、オカルト好きを自認していながらのこのていたらくは非常に恥ずかしいです><。